2009
こちらの内容も童話屋さんのホームページからの転載です。
(※童話屋さんにはブログへの転載許可をいただいておりますが、このブログからの引用・転載はご遠慮ください)
子どもが本好きになる三つの魔法
子どもたちが幸せな人生を送るために、幼いときによい本、よい人と出会うことが大事です。
中川李枝子
子どもたちが本と出会う場所には、細心の心配りが必要です。
童話屋が運営する子ども図書館には、子どもがたちまち本好きになる三つの魔法があります。
魔法1 絵本架
絵本は表紙が顔です。
絵本は、1冊1冊色も形も違います。
童話屋の絵本架は、絵本の表紙がすべて子ども達の方を向いています。
その表紙で子ども達に語りかけています。
「わたしを読んで」「ぼくはおもしろいよ!」子どもたちは、絵本に誘われて思わず絵本架にかけより、面白そうな絵本を「絵で」選びます。
高さは120cm。
子どもの目線に表紙が見え、3歳の子でも、手を伸ばせば本が取り出せる高さです。
6段で横幅は180cm。1段に10冊の本が並んでいます。材質は木製。
角も丸くしてあり、子ども達の安全には十分注意をしています。
魔法2 選書
子どもたちが、絵本架の前でどれを読もうか目を輝かせながら立っています。
この絵本架に並ぶ絵本は「よい本」ばかりです。
子どもが手を伸ばすところにある本は選びぬかなければなりません。
洪水のような大量の出版物のなかで、ほんとうにおもしろい本を選ぶのは難しいことです。
また、品切・絶版の多い児童書流通の中、書店の店頭にもなかなか並ぶことのない基本的な本を、いつも手の届くところに置いてあります。
本は、子どもの成長における心の栄養と考え、
(1) 子どもの心に豊かに働きかける本
(2) 何度も繰り返し読まれる本
(3) 何世代も読み継がれてきた本を軸にベテラン司書が選んでいます。
おすすめのブックリストも随時発行しています
魔法3 司書
魔法の最後は「人」です。
司書という仕事をする人です。
イトーヨーカドー子ども図書館の司書は、子どもが入ってきたら、「こんにちは」とあいさつをし、名前を覚えて仲良しになります。
そしていつもフロアで子どもたちに絵本を読んでいます。
子どもと絵本を結びつける最も良い方法が読み聞かせ。
そして、あらゆる読書相談にのります。
司書は、本のことをよく知っている専門家で、子どもとお母さん、お父さんの強い見方です。
どうでしょう。思い当たることはありましたか?
私はこれを読んで、「どこか普通の図書館と違う…」と思っていた謎が解けましたヽ(^o^)丿