2009
このブログを開設した際に書いたごあいさつ文です。
再オープンは無事果たせたのですが、閉館の際の切ない気持を忘れないようにと、記事として残すことにしました。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
初めまして、加古川市在住のseiです。
4歳の娘と夫、一家で子ども図書館が大好きです。
夏休みから始まったスタンプラリーは参加されましたか?
娘はそりゃあもう大喜びで、ただでさえ読み聞かせが大好きなのに、週末の度に3時間でも4時間でも熱心に聞いています。
おかげで私も図書館滞在時間が大幅にアップしたのですが、そのおかげで普段はなかなかゆっくり読めない、まだ娘には難しい絵本もたっぷりと読むことができました。
気が付けばいつしか私も絵本の虜。
読めば読むほど奥が深い絵本、これらは私たちにとっても、未来にとっても大きな財産です。
8月1日に閉館の広告を見たときは、大きなショックでした。
何とかならないかと、すぐにイトーヨーカドーさんと加古川市に問い合わせました。
イトーヨーカドーさんからはご丁寧な回答を頂きましたが、今の形の継続は望めないということは分かりました。
加古川市からは回答をお時間がかかっていたので、その間にも教育関連や民間企業等、子ども図書館を理解してくれそうな方や、スポンサーとして継続して頂けるような企業へ連絡するという地道な作業をしています。
「私にできることはこれくらいかな?」と、メールで投書するということや、お友達との話題に出す程度で終わっていました。
しかし、図書館に長く滞在していると、他の方々が「図書館の継続はどこへお願いしたら良いんです?」と司書さんに尋ねる様子が目につきます。
こういう声もどこかに集約すれば、大きな声になるのに…と、もったいなく感じていました。
そして9月5日。
でこぼこ工房さんの組木のお話し会がありました。
集まった子どもたちの、お話に夢中になって一体化して楽しんでいる様子を見て、「ああ、この場所は本当に子どもたちの魂を揺さぶる場所なんだな」と実感しました。
話し手の力量はもちろんですが、その世界にストンと入っていく子どもたちから、こういう場所と機会を奪うなんてとんでもないことだな、と思いました。
子どもの頃に出会ったお話の質と数で、その子どもの人生って大きく変わるんじゃないかと思います。
加古川の子どもたちの未来のためにも、子ども図書館という財産を残していきたいと思いました。
私はパソコン関連が得意だったので、インターネット上で交流できる場が欲しいという声を受けて、こういう形でのサポートをスタートすることになりました。
しかし、スタートしたものの、これから一体何ができるんだろう?と右往左往の日々です。
まだまだ手探り状態ですが、全国の子ども図書館をサポートしている方たちとも繋がって、加古川のみなさんと一緒に声を出していけたらと思います(*^_^*)