2009
我が家の大事な宝物。
夏休みから閉館まで続いたスタンプラリーの冊子です。
たどたどしい字で頑張って書き続けた冊子は、全部で23冊になりました。
単純計算して、400冊以上読み聞かせしていただいたことになります(*^^*)
まだ字を書き始めて間もない娘は、最初の頃とても書くペースが遅く、それはもうゆっくりゆっくり、小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんが何冊分も書き終わっているのに、1冊のタイトルも書き終えられないくらいのペースでした。
更に、うさぎのスタンプとくまのスタンプで迷ったり、こだわって順番を待ったりと、本当にマイペース。
5冊分溜まったからプレゼントを貰いに行くと、折り紙プレゼントを選ぶだけでもゆ~っくり、大きいスタンプを選ぶことには輪をかけてゆ~~~~っくり、その間、ずっと司書さんたちと他のお友達は、新しい絵本を読み始めずに待っていてくれました。
見ている私の方が「こっちにしたら?」「急ごうか?」「後にしたら?」とヤキモキ状態(-_-;)
私はこう見えて(?)「早くしなさい」を娘に言わないで暮らしてきたつもりでしたが、『待たせている』と思ってしまうとセーブしつつも出てしまいます。
心の中では「みんな、待たせてごめんねー!」と他のお子さんたちに謝りどおしでした。
でも、そう思っていたのは私だけだったのかな?!
他のお子さんたちも待ちくたびれることもなく、もちろん、怒りだす子なんているわけもなく、ごく普通に、当たり前に、みんなで待っていてくれました。
最初は内心冷や汗だった私ですが、毎回娘に「ゆっくりで良いよ」と優しく声をかけて、自然に待ってくれる司書さんたち。
小さい頃はおっとりゆっくりな娘の動作も気長に待てたのに、成長するにつれて、大人と同じように動くことを求め始めていたことに気づかされました。
日常生活の中で、いつの間にか犠牲、というには大げさかもしれないけど、忙しさにかまけてさぼりがちな親業について、子どもに対する姿勢を改めさせられることが多々ありました。
「ここの司書さんたちは急かすことが全然ないんだよね~」と、他のお母さんと話した際に、「生活とは切り離された場所だからじゃない?」というようなお返事がありました。
もしかしたら「生活の中だと急かす場面が出てくるのは当たり前」という意味での言葉だったのかも知れませんが、私はこれを、「生活とは違うスペースで子どもたちの居場所がある」という風にとらえました。
生活の中ではどうしても大人(親や先生たち)の都合が優先されることが出てくるけど、子ども図書館は子ども優先、子どもが大事にされる場所があるなんて、とっても素晴らしいし、意義があることじゃないでしょうか?
『「子ども図書館」は、子どもが主体になれる、子どものことを考えて作られた図書館』という言葉を、あるお方からいただいたのですが、私も強く実感しています(^^ゞ
(勝手に引用してゴメンナサイ!)